TV番組「もったいないばあさんと考えよう世界のこと」インドロケ

3/20放送の番組のため、インドへ行ってまいりました。
ワールドレポート展でお伝えしていることをベースに
今回の番組では、子どもたちが働く問題に焦点をあてて
私が実際に見たこと感じたことをリポートいたします。
絶対にみてね。
「もったいないばあさんと考えよう世界のこと」
2009年3月20日(春分の日)朝10:00~10:55 TV東京系6局ネットで放送。
詳しくは イベントページへ!

インドロケ日記はこちら


取材中たくさんの子どもたちに会いました。


お母さんを手伝って刺繍の仕事をする女の子や、ゴミの山でプラスチックを集める家族。


お母さんは赤ちゃんをだっこして…
お土産ものやさんでたくさん売られているインド刺繍の布製品や洋服の中には、小さな女の子の手によるものも…

インドで働く子どもたちの数は、1000万人とも5000万人以上ともと言われています。14歳以下の子どもを働かせていることがわかると、
雇い主は処罰を受けることになるため、子どもを隠したり、年齢をごまかしたり、うそをついたりします。だから、実際に何人が働いているのか、正確な数字はわかりません。
出会った子どもたちの中には、朝から夜まで休みなく働き
学校には一度も行ったことがない子もいました。
採石場で、私たちの生活に欠かせない鉱石を掘り出す作業をしていた男の子にも 会いました。

子どもたちの顔に
笑顔があるかどうか
貧しくても働いていても
大好きな家族と仲良く暮らす子どもたちは、明るく笑っているけど
未来への希望も楽しみもない、あきらめている子どもの顔は
疲れて悲しい…

インドは多民族、多宗教の国。いろいろな考えの人たちがいます。
もう廃止されているけどカースト制度(繊細な問題で軽く口には出せないらしい)のことや、貧しい人たちの中にもレベルの差があって
子どもたちが働く理由もケースもいろいろ。
今回お世話になったインドのNGO・BBAの皆さんは
子どもたちを自由の無い労働から助け出し、リハビリと教育が受けられる生活の場を作っています。
人身売買や借金を返すために働かされている子どもたちを救い出す活動は、
大変な危険をともなうこともあるそうですが、
精力的にレスキューを行い、
助けた子どもたちのその先の人生もフォローを続けています。
そのぶれのないまっすぐな思いと姿勢には、ただ感動するばかり…

働いている子どもたちは今もたくさんいるけれど、
だからしかたがない、どうしようもないじゃなくて
たくさんいるからこそ、キリをつけていかなきゃいけないし
1日も早く 、1人でも多くの子どもたちに
明るい顔が戻りますように
すべての子どもたちが笑顔で暮らせる
日がきますように
私も、自分ができることをやっていきます。
BBAの活動を日本からサポートするには、
児童労働を考えるNGO・ACEのサイトへ!
ACEの皆さんも、子どもたちのことを思うまっすぐな気持ちで
筋の通った活動をされていて
すばらしい。応援していきたい方々です。がんばってください!

もったいないばあさんのワールドレポート展は、
日本ユニセフ協会さんにご後援をいただき
番組にも写真提供などのご協力をいただいております。
子どもたちのために幅広く活動を続ける国連の機関。
世界中の子どもたちの笑顔のために、さまざまなひとたちが思いをひとつにして
Peace Walkできたらいいですね。

番組の元になった書籍「もったいないばあさんと考えよう世界のこと」
DVDもあります。詳細はこちらへ。