静岡県清水町でわいわいトーク♪

4/28宮西達也さん原画展トークイベントにゲスト出演のため、静岡県清水町に伺いました。
新幹線で三島駅まですぐに着きました。近い!
イベントには町外からもたくさんの方々が来てくださり感激でした。

 


会場には「おまえうまそうだな」と「おとうさんはウルトラマン」の顔を出せる大きな看板も。出しました^^↑
宮西さんが3日間かけて作られたそうです。

 

新沢としひこさんを発見!

翌日の新沢さんのコンサート@ベルフォーレ長泉、伺いたかったです。

 

イベント終了後、美しい柿田川の湧水を見に連れて行っていただきました。
心が洗われるような清らかな流れ。宮西さんは小学校の頃暗くなるまでこの川で遊んでいたそうです。
すてきなところ。

 

打ち上げのお店の壁に求められるまま描かせていただいたのですが…
あんなに大きな落書きして本当によかったのでしょか。。。

もったいないばあさんも、うまそうの左側にあるんですが………

 
ご来場くださった皆さま、宮西達也さんはじめ清水町の皆々さま、ありがとうございました!
とても楽しかったデス。
おべんとうバスのすばらしいシアターを作って持って来てくれたいくちゃんも、ありがとね。

宮西さんの見応えある原画展は清水町地域交流センターにて、5/12までお見逃しなく。
5/11には、鈴木出版編集長の波賀さんがゲスト、絵本の魅力、裏話もりだくさんのトークイベントがあるそうです!

 

Category: イベント

Mottainai World in Bologna

2013/3/27
絵本と児童書のブックフェアが開催されていたイタリア、ボローニャにて
もったいないばあさんのおはなし会とワークショップをさせていただきました。

 

イタリア語のポスター↑
おしゃれですてき♡

 

会場のサラ・ボルサ市立図書館は、街の中心部、マンジョーレ広場に面している中央図書館です。
昔は証券取引所だった建物を改築して、図書館になったそうです。中がとっても広い!

 

 

“Mottainai World” in Bologna のページ  at サラ・ボルサ市立図書館
↑イベントのサイトでは、こんな風にご紹介いただいています↓

Mottainai e’ una parola giapponese che si traduce in varie maniere, per esempio: un peccato, uno spreco, soldi buttati, immeritato, esagerato, eccessivo e ci guida in qualche modo verso termini come ridurre, riutilizzare, rispettare, risparmiare.
Il laboratorio con l’autrice e illustratrice Mariko Shinju porta alla scoperta dell’universo di significato della parola ed è un’occasione per leggere insieme alcuni libri dell’autrice.

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「もったいない」という日本語をイタリア語にすると、いろいろな訳し方ができます。
たとえば、残念、無駄遣い、浪費、ふさわしくない、大げさな、過大な・・・。
これらの言葉は、何かしらの方法でゆっくりと私たちを以下のような言葉へと導きます:
適合させる、縮小する、再使用する、敬意を持って守る、節約する。
ラボでは、作者であり画家でもある、真珠まりこさんと共にこの言葉の意味が持つ広大な世界を探ります。
そして作者に彼女の作品をいくつか読んでいただきましょう。

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17時〜 子どもたちが、ぼちぼち集まってきました。
ワークショップの参加定員は、4〜10歳までの子どもたち20名+保護者のみなさんの約40名。
通訳をしてくださったのは、日本人家族会「まねきねこ会」の清水希美さんです。
図書館との交渉から何から何まで、大変お世話になりました。

 

それでは始めます。まずはイタリア語でごあいさつ。
ボンジョルノ トゥッティ コメスターテ

 

 

そして「もったいないばあさん」を読みました。

「どんなことをしていたら、もったいないばあさんがやってきた?
みんな、もったいないっていうコトバの意味、わかったかな?」

 

 

もったいないばあさんがくるよ!」「もったいないことしてないかい?」
「もったいないばあさん まほうのくにへ」を抜粋して読んだあと、
「もったいないばあさんと考えよう世界のこと」のお話もちょこっとして、

 

 

ワークショップの始まり。
もったいないばあさんの絵描き歌で、怒った顔、笑った顔も♪
いろんな顔を、あっという間に描いて見せてくれる子どもたち。

 

 

「これはもったいない!って思うことも絵に描いてみてね」

 

 

みんな絵がとっても上手。ボローニャの小学校では、絵を描く機会が多いのだそうです。
こちらの図書館では水が使えずできなかったのだけど、
この子たちと大きい絵を描くようなワークショップができたら、
おもしろかっただろうなあと思いました。

まんがにして描いてくれた女の子も↓
だけどみんなあまりもったいないことしないんだって… ほんとかな?
給食の食べ残しが多いって聞いたよ。
大事な食べもの、のこさないように食べようね。

 

 

「もったいないばあさんのいただきます」も読み、
命をいただくということ、自然のめぐみや、作ってくれた人に感謝することなどをお話しました。

 

最後に記念撮影するの、忘れちゃって。。。><。。。
子どもたちが描いてくれたもったいないばあさんの絵も、並べて写真とっとけばよかった…
と、思い残すこともありましたが、みんながいろんなもったいないばあさんの絵を
いっぱい描いてくれて、とってもうれしかったです。

もったいないことしないように、覚えててね!
アリベデルチ チャオ^^/

 

来てくれた子どもたち、希美さんはじめ「まねきねこ会」のみなさん、
サラ・ボルサ市立図書館のみなさん、思い出に残るイベント、すばらしい経験をさせていただき
心から感謝しています。ありがとうございました!

 

 

ボローニャブックフェアのブログ

 

Category: イベント

Bologna Book Fair 2013

 

3/25〜28イタリアのボローニャで開催されていた、絵本と児童書のブックフェアに行ってまいりました。
子どもの本のお祭りのような国際見本市で、今年は50周年ということもあり、
日本からもたくさんの方々がいらしてました。
各国から集まった編集者、作家、イラストレーター、普通なら会えない人たちと出会うことができる
すごい場所です。
私は初めての参加だったのでどきどきしながらも、
その場にいることに、わくわくしていました。

 

フェア会場ではイラストコンクール入賞作品の展示もあり、
ファイルを持ってブースを回るイラストレーターさんたちに、たくさん会いました。
編集者さんが忙しい合間をぬって作品をみてくれるので、
特別な出会いがあるかもしれないと、みな夢をもってがんばっています。
実際に、このボローニャのブックフェアの出会いから、外国で絵本を出版した日本の方々も
少なからずおられるそうです。

 

私は今回ほとんど、講談社さんのブースでのミーティングに参加させていただきました。
現在「もったいないばあさん」は日本語以外に、韓国語、中国語、台湾語、タイ語に
翻訳出版されていますが、もったいないのコンセプトをより多くの方々に伝えるためには、
英語、フランス語などに翻訳されて西欧諸国でも読んでいただけるように
なってほしいと願っています。
もったいないばあさんシリーズにこめた思いや、「もったいない」というコンセプトを、
なぜ今の時代の世界の人々に伝えたいと思っているのかをお話させていただきました。

アメリカ、イギリス、フランス、スウェーデン、ブラジルなどなど、
なかなかお目にかかれない遠い国々、特に欧米の出版社・編集者さんに、
作家として直接お話できたことは、とても大きな意味があったと感じています。

フランスのある出版社さんは、昔からもったいないばあさんの本を
気に入ってくださっていたとのこと、熱心に話をきいてくださり盛り上がったので、
いっしょにいろんなことができたらいいなあと期待がふくらみました。

伝説の編集者、ニール・ポーターさんともお話させていただきました。
ボローニャに行ったからこそ知りあえて、思いを伝えながら作品をみてもらえて、
可能性が芽生えたのだと思います。
そんな明るい夢を持てること、前向きにテンションがあがってまたがんばろうと思えることが、
ボローニャブックフェアの魅力なのだと改めて思いました。

 

講談社ブース↑みなさんに本当にお世話になりました!

 

日本のJBBYから、Fresh Japanというブースが出展されてにぎわっていました。

Fresh Japanブース↑
作家の三浦太郎さん、いまいあやのさん、
児童文学を研究され、アメリカの大学で教授をしておられる横田順子さんのトークやレクチャー、
ブックツアー(広松由希子さんが案内しておられました)などがあり、日本の本と作家を紹介されていました。
横田順子さんとごいっしょさせていただく機会がありお話伺いました。
グローバルで知的で、あたたかく思いやりのあるとってもすてきな方でした。

 

こんなブースもありました↑ あざやか!
そういえば、韓国の出版社ブースもとても大きくて華やかでした。国をあげて支援をされていて、
ブースのパーテーションも特別に制作してボローニャに保管してあるのだそうです。
日本も応援をいただいて、もっと盛り上けていけたらいいですね。

 

会場にいたカリメロ大人気 ★ 若き編集者ゆーこ姫&春子ちゃんは知らなかったそうですが…

 

フェア会場では、「もったいないばあさん」以外の本も、
JFCさんのブースで紹介していただいたり、アポの取れた出版社に持ち込んでみたりしました。
私のように本を翻訳出版してもらう目的であれば、飛び込みでブースをまわるというよりは、
出版社やエージェントを通してアポイントをとってもらったほうがいいように思います。
ごろごろカートを引きながら自分で本を持って回っている著名な作家さんも
いらっしゃるそうなのですが、私の印象では、飛び込みなら、
イラストレーターとしてイラストの見本ファイルをもってのほうが、
わかりやすく見てもらえるように感じました。
これから出版される「なないろどうわ」も「チョコだるま」も「おべんとうバス」も
世界中のたくさんの人たちに見てもらえたら、うれしいな。

 

ボローニャではブックフェア以外に、町の中央図書館、サラ・ボルサ市立図書館にて、
もったいないばあさんのおはなし会とワークショップをさせていただきました。
そのようすは、長くなるので別のページにて>>>Mottainai World in Bolognaのブログ

 

 

ほとんど観光の時間がなかったのですが、
図書館のイベントを企画してくださったボローニャの日本人家族会「まねきねこ会」の清水希美さんに
マンジョーレ広場の周りをちょこっと案内していただきました。
図書館はこの広場の真ん前にあります。

市場のやおやさん。かぼちゃみたいなトマトがありました。と、お花やさん。夜の照明が美しい広場。

 

マンジョーレ広場の噴水の像。大学生が中世のかっこうして集まってました。

 

紋章が描かれた大学のろうか天井。

 

ボローニャ在住のアーティストYumi Karasumaruさんの個展にも伺いました。
長年講談社ブースを任されておられる重鎮です。

ボローニャに住む日本人の方々の中には、アーティストもたくさんおられるとのこと。
案内してくださった清水希美さんも、中世の音楽、古楽をリコーダーで奏でる演奏家。
アコースティックで独特なリズム響きが魅力的な音楽です。
あの町並みの教会の中で演奏されるなんて、すてきですね。いつか聴きに行けたらいいな。

 

泊まってたホテル。中庭があって、朝食のお部屋がすてきでした。いろんな味のクロワッサンが美味。

 

食事の写真、ぜんぜん撮らなかったのが残念ですが…
いろいろおいしかったです〜
トルティリーニというちっちゃい餃子のようなパスタ+ブロススープが一番おいしかった。
最後の日、打ち上げの食事会にて
作家の朽木祥先生とごいっしょさせていただきました。
次の日お嬢さんとモデナに行かれるとお話しされていていいなあ〜〜〜と思いました。
またお話伺いたいです。

ボローニャでお世話になった皆々さま、本当にいろいろありがとうございました!!

 

Category: イベント