2023年2月 フィンランドへオーロラの旅

2023/2/20羽田からフィンランド・ラップランドのトナカイファームへ。一面の雪景色。サラサラのパウダースノーというのはこういうことを言うんじゃないかと思うほどのサラ雪で、雪団子も雪だるまもつくれないけど、とても美しくきもちがいい。

最初の夜から連日のように私たちの前に姿を見せてくれたオーロラ。空全体に広がり、まるで龍のように動くオーロラも!

 

    

オーロラの動きは、一つとして同じものはありません。形もスピードも強さもさまざま。あの時のあの光をもう一度と思っても、同じものには二度は出会えない。どの形もすばらしいけど、私は頭の真上でカーテンがゆれて、光が降ってくるようなオーロラが一番。トナカイの毛皮の上に寝ころんで、ただ上をながめていました。(こういえるようになりたかった)

三脚なし手持ちのiPhoneなのでブレブレですが、動いてる感じがでてよいかも?オーロラ予報の見方にも慣れて、だんだん出方がわかってきました。(こういえるようになれてうれしい)ずっと上を見ていたら首が痛くなり、トナカイの皮を雪に斜めがけにしてもたれました。

2/24 村の雑貨屋さんまでお買い物に出かけ、森の中を歩いて戻りました。夜も雲ひとつない快晴で、三日月と星と川のせせらぎが幻想的でした。川は流れが速く、一部凍らずに流れています。

 

お散歩から戻ったあと、宿のメルヴィさんに、サーモンスープと「くし」と呼ばれるクッキーの作り方を教えてもらいました。アラで出汁をとり、野菜とサーモンとお塩とクリームのみの、コンソメもバターも入れなくてもとても美味しいスープ。くしの形のクッキーは、バターたっぷりでハイカロリーなのにシンプルなお味。トナカイの放牧で何日も森に入る男の人たちが、保存食として持っていったり、おやつとして食べるそうです。もう一枚は朝ごはんトナカイのオムレツ。魚の唐揚げみたいなのもとてもおいしかった。カレリアンパイは、西のカレリア地方のパイで、茹で卵とバターかマーガリンをのせて。

  

 

2/25トナカイファームの小屋で、コーヒータイムの後、森のサウナに入る時に、インスタライブに挑戦しました。遠く離れた国で、いまの瞬間をみられたら面白いかなーと思って。コテージにもサウナはついているけど、薪であたためる森のサウナは、なんとなく熱が丸く、味わいが全然違います。サウナ→雪で冷ますを繰り返し、整いました。連日マイナス30℃越え(時には−35℃にも!)極寒の中、空を見上げ続けて肩こり半端なかったのですが、楽になったような。

2/26最後の夜は、トナカイのお肉を白樺の枝にさして、BBQ。

 

そして、この日(2/26) 0時過ぎ頃だったと思う。もう寝ようとしてたらまた呼ばれ、見に行くと、ブレイクアップ、オーロラ爆発が始まりました。真上に広がり強くて早くて色鮮やか、すごすぎる。ニュースになるほどの光でした。オーロラ予報では次の日に見られるはずだったのが、1日早まったおかげで、最後に見ることができました。引率の門脇さんがはやまれーはやまれーと念じていたそうです。

下の2枚は、オーロラ写真家の草分け的存在といわれる門脇さんが撮ってくださいました。いっしょにブレイクアップを見た記念に。
泊まっていたコテージも写っています。

 

 

2/27ラップランドからヘルシンキへ。ムーミンがいっぱい。本の表紙もすてき。

 

デザイン博物館でつい買ってしまったきのこの本とお人形。氷のボトル型ボトルキーパー。
マリメッコの私も持ってる服が展示されてる!1960年代のデザインだったみたい。いろんなものが昭和っぽくて丸くてかわいかった。

       

ヘルシンキ中央駅のレストランバーとファッツェル(有名なチョコレート屋さん)と、ホテルの朝食テラスカフェで帰る日に。

  

3/1羽田帰着。すばらしい体験の旅でした。

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2022/3 今思うこと

FaceBookへの投稿から
重い気持ちを書いたところで消し、書いては消し、でもやはり、今の気持ちを記録として書いておこうと思う。
ウクライナの有事は、コロナの始まりの頃に似てるように自分は感じている。
コロナ禍だって、こんなに長引く深刻な事態になるとは、最初の頃は思っていなかった。
ウクライナから私たちへの影響は物価が上がることで、戦争は遠く離れた対岸でおきていると、まだ感じているうちに終わるのだろうか。それともWW(これにサンとつけて実現したら嫌だから書きたくない)に引き込まれてしまうのか。。日本の私たちは、そんな事態に対処できるのだろうか。
2008年から開催しているもったいないばあさんのワールドレポート展パネルの中には、地球で起きている問題のひとつとして「戦争」がある。始めた頃から現在も、いつも30〜45(正確な数が公的な機関から発表されていなかったり更新されていなかったりで難しい)程の地域で戦争や紛争が起きている。地球の上では、いつもどこかで誰かが戦って傷つけあっている。いつまで続くのか、どうやって終わらせるのか、対岸の出来事ではなく、皆が自分ごととして考えなければ、いつまでたっても終わらないかもしれない。
いったい自分はどうすれば?何ができるんだろう。。
命の大切さを伝える「もったいない」という言葉、その概念は世界平和に繋がると、おばあちゃんのメッセージを伝えていきたいと、ずっと言ってきたし今も思っている。
「自分さえ良ければと思わず分け合う気持ちがあれば、平和な世界ができる」
「命はすべてつながっていて、ひとつひとつの命が大切なんじゃよ」というおばあちゃんからの二つのメッセージ。
自分たちだけが正しいというのではなく、他の人が大切に思っていることを同じように大切にする気持ち、敬う心こそが、もったいないばあさんが伝えたいもったいないの心。これらをブレないように、伝えられるように、できたらと思う。
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2021/11/21 南阿蘇村図書室へ

福岡から帰る前に熊本の南阿蘇村へ。南阿蘇村図書室の完成おめでとうございます✨南阿蘇えほんのくにから寄贈された絵本コーナーもあります。図書室を作るためにがんばられた藤さんと、図書ボランティアの矢野さんと、新蕎麦をいただきました🙏5枚目の写真は道の駅で買ったおばあちゃんのお惣菜。お豆腐のもろみ漬けもっと買って帰ればよかった。火と水の国・南阿蘇は、おばあちゃんたちのお話を伺い、お惣菜をいただけるふるさとのような場所です。

  

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2020/11/17 白老ウポポイへ

函館から白老に移動して、ウポポイに行ってきました。
平日にもかかわらず、賑わっていた。Gotoと修学旅行の学生さんかもしれないけど、アイヌのことを知りたいと、民族、独自の文化へのリスペクトのきもちがある人はこんなにたくさんいるのだと思った。
 
私はやっぱり食べものに一番興味があって、気がついたらアイヌ料理や食文化の写真ばかりだった。蕗の薹や行者ニンニク、コゴミなど山菜のスープ。オオウバユリの根っこからデンプンをとって保存し、おかゆやお団子を作る。鮭を煮てできるゼラチンで、デザートを作ることもあったとか。
 
チェプオハウは鮭のスープ。ラタッケプというカボチャの混ぜ煮には、ヒシなどいろんな木の実が入っているらしい。
入り口前のカフェでチェプオハウが食べられると聞いて行ってみると、ラタッケプらしいものもついていて、山椒みたいな味がして美味しかった。家で作ってみよう。チェプオハウは、鮭、大根、じゃがいもの入った昆布味のおでんのようなスープだった。基本的には塩のみ?沿岸部では昆布も。いももちに昆布味のタレをかけたデザートとイナキビのご飯と。
全てのものには魂があって、人間の生活を支える自然、カムイ(神)を敬い感謝をする、と言うアイヌの考え方暮らし方は、もったいないに通じるものがあると思う。
鮭はとても大切な恵み。余すところなく使われる。鮭の皮で作った靴は、中にワラなどを敷いて履いていたと言う。
本州や大陸とも交易があって、美しい布が衣服に使われていたり。鮭80キロとお米一俵が交換されていた。
アイヌの祈り、歌、踊り、儀式など伝統芸能のプログラムや、体験工房などもあり、人によってウポポイで一番印象に残ることは違うと思う。歌は踊りのリズムとハーモニー合わさって、楽器のない演奏を聴いているようで感動する。ウポポイというのは、アイヌ語で大勢で歌うという意味だそう。
そして、ちょと驚いたのは、諸外国特にドイツなどでは、アイヌの所蔵品がないと、一流の博物館として認められないのだと。日本にも残っていないコレクションが数多く所蔵されているそうです。
    
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野草摘み

野草摘みに行きました。お友達のみきさんと2年か3年ぶりに。毎年のように、この季節になるといそいそとフキやワラビとりに伺っていた。自然の先生みきさんにおしえてもらったことは、これまでも数々の絵本制作やおばあさんの知恵袋に活かされてきたけど、すっかりとり方を忘れちゃっている。もう忘れないように記録しておこうと思う。
ワラビは、下から茎をなでるようにつまみあげて、ポキっと折れるところでおる。根っこでつながっているので、延長線上に生えている。アク抜きは重曹小さじ1をふりかけて熱湯をかけておいておく。重曹が多すぎるとワラビがどろどろになるので注意。みきさんは、あくぬきしたお湯で布巾を染めたりもするそうだ。栗の渋皮煮のお湯でも。

   
左から、山椒。この木は雌で、ちょうど花が終わった後の小さな実がついていた。
山椒の葉っぱは、私は、一番好きなハーブかもしれない。山椒のジェノベーゼにしたかったけどそんなに量が多くなかったので、豚肉とアーモンドと炒めてパスタにした。激美味しかった。
ウド。ウドは捨てるところがない。太くて柔かいところは皮をむいて薄切りにして酢水にさらして少し茹でて酢味噌和えに。皮はきんぴらに。葉っぱとかは天ぷらに。新鮮なものはやはり香りが違う。
ワラビ。どこにあるかわかるかな。手前のシダは、ワラビが大きくなったもの。
ギボウシ。これは東北のほうで?うるいとよばれる山菜。食べるときはもう少し小さい若い葉を。ヨーロッパでは玄関先に植えられている植物でホスタとよばれているそう。ホスタとはホスピタリティーのホスタで、おもてなしっていう意味なんだって。

 
はこべのお花。ものすご〜〜〜く小さくて可愛らしい。写真は実物より大きい気がする。みきさんは子どもたちと遊ぶ時、花びらは何枚でしょうというクイズをするそうだ。10枚に見えるけど、♡の形で実は5枚。
いらくさ。ヨーロッパでは春にこの葉っぱのスープを食べるとか。。ちょっと噛んたらさわやかな風味だった。葉っぱを服につけてペタッとシール遊び。

 
アク抜き中ワラビ。油揚げと煮るのとナムルに。
フーディーで撮ってみた。ウドの酢味噌和え、きんぴら、天ぷら。

野草の後、近くの沢の源流に連れて行ってもらった。


川の本を作るので、いま少しずつ川歩きを始めたところ。少し前に多摩川の川べりを歩いてみたら、風も道もすごく気持ちよくて、川歩きも趣味のひとつになるかもと思う。

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もったいないばあさんアメリカへ?!

#OnigiriActionを開催し、アメリカの子どもたちに、和食の紹介から食育のプログラムを広める活動をされているTable for Twoアメリカの代表・Mayumi Uejima-Carrさんから、もったいないばあさんの絵本を活用してくださっていることご報告いただきました。うれしいです^^*
食育がほとんどないと言われるアメリカでも、食べること、そして食べものを大切にすることが広まってほしいと思います。

***

以下、Mayumi Uejima-CarrさんのFB記事よりご了解を得てコピペ→

#OnigiriAction フィナーレは日本大使館の皆様と一緒にワシントンDCの公立小学校でワークショップを開催!今回はおにぎりアクションと合わせて@Mariko Shinjuさんのベストセラー「もったいないばあさん」も紹介し食料廃棄の問題と小さな一歩で何ができるかも学びました。その後生徒たちは”Mottainai~”と言いながらお皿に残ったご飯粒を食べてました。もったいないばあさん効果絶大です:)
Our finale event of #OnigiriAction was held at a DC public school as part of the Japanese Embassy’s “Embassy Adoption Program”. They learned about onigiri and the “Mottaina -don’t be wasteful” concept. Mottainai Grandma book was a hit!

   

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