2022/10/30 日光市&さくら市へ
10/30 栃木県で絵本のおはなし会と講演会がありました。イベントにご参加の皆さまと集合写真をここに👇
●午前中に〜おはなしフォーラム〜絵本ができるまで
at 日光市中央公民館
●午後から〜もったいないばあさんのおはなし会 atさくら市氏家図書館
●前日の朝早く家を出て、
日光市読書ボランティア連絡会の皆さんにご案内いただき、日光観光へ。名物ガイド(堂者引きと呼ばれる江戸時代からの公認案内人)の春日さんが面白すぎて、ちょっと歴史好きになったかも。
東照宮は、徳川初代将軍徳川家康公を御祭神におまつりした神社。現在のおもな社殿群は、三代将軍家光公によって1636年に造替された。
以下、春日さんの説明から、心に残った部分をそのまま抜き書きます。
家光公は、現在のお金で500億円総工費を自分で支払った。徳川がどんな世の中を望んでいたか、装飾に込められたさまざまな知恵を後世に伝えるためにガイドも育てた。
・特別公開中東照宮五重塔初重心柱
五重塔の柱が床についておらず、揺れる。地震が起きても崩れない、折れない知恵。スカイツリーの耐震構造にも応用されているそう。
・有名な、「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿の彫刻がある神厩舎
猿の彫刻で人間の一生が風刺されているとのこと。
猿のお母さんが微笑む顔を見て子ども安心している姿から始まる。
木に立ってみると書いて「親」。身が美しいとかいて「躾」。
子どもがわるいことを見たり聞いたり言ったりしないように、ちゃんと見せなさい。そうしたら、こどもは自分で、自分の力で歩いていく。資源がない日本では、子どもたちが資源だから。。。etc
などの提言が描かれている。
・陽明門
日暮らしの門と呼ばれるのは、1日中見ていても飽きないから。
龍がそれぞれちがう口の開け方で装飾されている=十人十色。みんな違うということ。
表で、集団で遊ぶことをすすめている。
子どもたちが外で遊べて、戦のない国を目指しなさい。
違いを認めあえば、争いがなくなり、子どもたちが遊べる。平和な国になる。
という教え。
(外国人観光客がとても多くてびっくり。コロナ前はもっと多かったそうだけど)
・逆柱
魔除けの逆さ柱。渦巻きの巻き方が、1箇所だけ逆になっている。
完成を求めない、という知恵。
完成したらそこでおわる。1箇所だけ逆さにして、わざわざ完成させない、昔の人の用心深さ。
・唐門
龍が寄せ木細工で作られている。真ん中に家康公のお顔。
・146年ぶりに、昔と同じ工法で塗り替えられた相輪とう
天下泰平のため
・表門をくぐり見上げると、どこに立っても龍と目が合う。
・三神庫(写真なし)
想像で描かれた象の大きな彫刻。
長崎についた象。大きく重い象をどうやって江戸まで運ぶか悩み、歩いてもらうことになった。道中沿道の人たちは、象のために、小石があたって足が痛くないように道を掃いた。
これが日本のおもてなし。「おもてなし」とは、裏がないこと。
日本人は言われなくても、人のためにご奉仕する。
昔の人は知識がないようで、ひらめきがある。
字を見るだけでなく、字をよむ。
日光のみのもんたさんと言われる春日さんと、日光市読書ボランティア連絡会の皆さんと。
日光名物・湯波料理 とってもおいしゅうごちそうさまでした🙏💕
京都は湯葉とかき、日光は湯波とかく。
●お昼の後、田母沢御用邸へ。
御用邸の中に入れるなんて!襖絵は、紙の襖ではなく、板に描かれているのが素敵。紀州藩のお屋敷のものを使われているとのこと。梅の絵が描かれている壁も。
お庭の紅葉も美しい。2階の一番景色の良いお部屋に、三種の神器が収められていた。
●10/30午後のおはなし会は、さくら市の氏家図書館へ。
アリスの会の皆さんが、心をこめてお迎えしますと、かわいいお面をたくさん作ってくださいました。
日光でお会いした方々もすごく優しくて穏やかで、良いところだな〜と思いました。
皆さま本当に、ありがとうございました❣️❣️
●しもつかれ
栃木の郷土料理。大根とにんじんと鮭の頭。家によって味付けが違い、7軒食べたら大体の味になる?!そうです。やさしくてあたたかいお味でした🙏