2020/11/17 白老ウポポイへ

函館から白老に移動して、ウポポイに行ってきました。
平日にもかかわらず、賑わっていた。Gotoと修学旅行の学生さんかもしれないけど、アイヌのことを知りたいと、民族、独自の文化へのリスペクトのきもちがある人はこんなにたくさんいるのだと思った。
 
私はやっぱり食べものに一番興味があって、気がついたらアイヌ料理や食文化の写真ばかりだった。蕗の薹や行者ニンニク、コゴミなど山菜のスープ。オオウバユリの根っこからデンプンをとって保存し、おかゆやお団子を作る。鮭を煮てできるゼラチンで、デザートを作ることもあったとか。
 
チェプオハウは鮭のスープ。ラタッケプというカボチャの混ぜ煮には、ヒシなどいろんな木の実が入っているらしい。
入り口前のカフェでチェプオハウが食べられると聞いて行ってみると、ラタッケプらしいものもついていて、山椒みたいな味がして美味しかった。家で作ってみよう。チェプオハウは、鮭、大根、じゃがいもの入った昆布味のおでんのようなスープだった。基本的には塩のみ?沿岸部では昆布も。いももちに昆布味のタレをかけたデザートとイナキビのご飯と。
全てのものには魂があって、人間の生活を支える自然、カムイ(神)を敬い感謝をする、と言うアイヌの考え方暮らし方は、もったいないに通じるものがあると思う。
鮭はとても大切な恵み。余すところなく使われる。鮭の皮で作った靴は、中にワラなどを敷いて履いていたと言う。
本州や大陸とも交易があって、美しい布が衣服に使われていたり。鮭80キロとお米一俵が交換されていた。
アイヌの祈り、歌、踊り、儀式など伝統芸能のプログラムや、体験工房などもあり、人によってウポポイで一番印象に残ることは違うと思う。歌は踊りのリズムとハーモニー合わさって、楽器のない演奏を聴いているようで感動する。ウポポイというのは、アイヌ語で大勢で歌うという意味だそう。
そして、ちょと驚いたのは、諸外国特にドイツなどでは、アイヌの所蔵品がないと、一流の博物館として認められないのだと。日本にも残っていないコレクションが数多く所蔵されているそうです。
    
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